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活動20年の嵐、異例の「長寿」 ファン熱狂の魅力とは

アイドルグループ「嵐」が来年で活動を休止することになった。SMAPに続いて表舞台を去る国民的人気グループを惜しむ声も多いが、全員で20年も活動を続けてこられたのはなぜなのか。


 メンバーの記者会見から一夜明けた28日、NHKが朝の報道番組のトップで報じるなど、各局は一日、嵐一色に。涙ぐむファンの様子や突然の活動休止に戸惑う声などが伝えられたが、同じジャニーズ事務所のアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんはTBS系の情報番組で、こう強調した。「20年グループを続けるって難しいことなんですよ」

 「嵐の愛され力」の著書があるコラムニストの木村隆志さんも「よくここまで持った」と話す。メンバーの入れ替えもなく、ペースも落とさずに20年活動してきたグループは珍しい、という。

 1962年の創業以来、多くの男性アイドルを輩出してきたジャニーズ事務所。ただ、シブがき隊や光GENJI、男闘呼組(おとこぐみ)など「短命」に終わったグループも少なくない。

 なぜ「長寿化」したのか。

 かつてアイドルは音楽番組への出演とライブが活動の中心だった。だが、90年代にSMAPがバラエティーやドラマに進出し、活躍の場が大きく広がった。嵐も追随し、メンバーは報道番組などにも進出して、お茶の間の顔に。ファン層は若い女性だけでなく老若男女へと一気に広がった。

 特に嵐は集客力の高さでも知られる。ファンクラブに入ってもライブのチケットが取れず、複数の名義で会員になるファンも。ライブが開かれる地方都市には遠方からファンが殺到し、ホテルが取れなくなることで有名だ。「カリスマ性のあるSMAPとは異なる『ゆるさ』が東日本大震災などで疲れた世の中に癒やしを与えた。時代と彼らの持ち味がマッチしたのも大きい」と木村さんは言う。