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鬼の面、子どもたちに「かぶらないで」 広がる注意喚起「視野が狭くなり危険」

3日の節分には、鬼に扮(ふん)してお面を着ける人も多いのでは。だが近年、「顔にかぶると視野・視界が狭くなり危険」などと記された品が増えているという。 兵庫県西宮市のスーパーで売られていた「面付き福豆」。プラスチック製の鬼の面を裏返すと、確かに注意書きがあった。

 「玩具安全マーク(STマーク)」事業を担う一般社団法人日本玩具協会(東京)によると3年前から、お面にSTマークを認める条件として「顔にかぶせないことを指示する注意書き」を商品に示す基準を明文化。頭かおでこに着けるよう求めているという。


 理由は、視野が狭まった子どもらが転倒するのを防ぐため。節分用に限らず、露店などで売られるアニメキャラクターなどの商品も同様だ。製造会社のダイシン(東京)は10年以上前から、目の位置に穴は開けているが、顔に着けないよう注意喚起している。


 その流れは子どもを預かる施設でも。芦屋市内の幼稚園では、かつては豆まき行事で園児も面を顔にかぶったが、近年はおでこに着けることが多いという。同市教育委員会は「子どもにとって豆まきは、走り回るのが面白い。転んでけがをしないよう、視界の確保を優先する傾向にある」とする。