乾燥肌をうるうるに。保湿クリームから食事まで対策4つ
空気が乾いているこの季節、お肌の乾燥も気になりますね。
乾燥は、美肌の大敵です。乾燥によって、シワなどのトラブルが引き起こされたり、肌のバリア機能が低下してシミやくすみの原因にも。しっかり保湿をして美肌をキープしましょう。
お肌の角質層は、油と水がミルフィーユ状に層になっています。表皮細胞が水分を含み、その水分が乾燥しないように皮脂で覆われています。このバランスが崩れてしまうと、お肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
この水分と油分のバランスを保つのが、美肌のコツです。そこで、しっかり保湿する方法をまとめてみました。
◆乾燥肌の対策1:化粧水のつけ方の基本、知ってる?
コスメコンシェルジュの資格を持つ美容ライターの高木沙織さんによると、化粧水のつけ方によっても保湿効果が変わってくるそうです。高木さんの言う3つの基本は以下のとおり。
①びしゃびしゃたくさんつければいいわけではありません。
化粧水が角質層に浸透する量にはリミットがあるうえ、適量は人によって変わります。量の目安は肌の温度がヒンヤリとしてくるまで優しく包み込むようにつけること。
②肌の表面を傷つけないように、コットンや手で肌に優しく触れるくらいの力加減がポイントです。
化粧水をお肌にギューッと押し込むような人がたまにいますが、それで浸透するということはありません。
③その後、時間を空けずに乳液やクリームで保護します。
化粧水のあと髪を乾かしたりして、肌が乾燥してからクリームなどを塗っても十分潤わないことがあるからです。
●乾燥・肌荒れが治らない…「化粧水のつけ方」を見直してみて
◆乾燥肌の対策2:バッグに入れたい“おまもり”保湿クリーム3選
外気の乾燥に加えて、暖房のついたお部屋も乾燥しがち。美容ライターの鈴木美奈子さんや、周辺の美容業界の人がお出かけ中に持ち歩いている「おまもり」的コスメを紹介します。
①MIMC【エッセンスハーブバームクリーム】8g・3,800円(税抜)
スクワランやザクロ種子油などの11種類の美容成分をギュッと濃縮したバーム。米粒2つ分くらいの量を手のひら全体に広げ、顔を包み込むようにしてプレスして顔になじませます。特に乾燥の気になる目元には重ね付け。これだけで朝まで潤いが続きます。
②トリロジー【エブリシングバーム】45ml・3,100円/95ml・4,000円(ともに税抜)
肌の水分レベルを調整してpHバランスを安定させてくれるスウィートアーモンドオイルをベースに、エイジング効果の高いローズヒップオイルや痒みに効くマルラオイルなどを配合。大人から子どもまで安心して使えます。
③ヴェレダ【スキンフード】30ml・1,512円/75ml・2,592円(ともに税込)
ワイルドパンジー・カレンドラ・ローズマリー・カモミールのハーブエキスを凝縮配合したクリームは肌にピタッと密着します。荒れた肌を鎮静させる効果もあるので、皮めくれや粉ふきなどの目に見えるトラブルにもおすすめ。
●ガサガサ肌は卒業!美容通が持ち歩く保湿の“おまもり”3選
◆乾燥肌の対策3:「長風呂」「熱い風呂」は乾燥のもと
「入浴検定」などを開催している日本入浴協会理事の古谷暢基さんによると、実は「長風呂」と「熱すぎるお風呂」は、美肌の大敵だそうです。
「長風呂はお肌から水分の蒸発を促進させ、乾燥肌を導く可能性があります。
また42度を超す、熱すぎるお湯もNGです。肌の脂質が流れやすくなるため自前の『天然保湿オイル』が減り、角質層の水分をキープできなくなってしまうのです。さらに42℃以上のお湯に浸かると『ヒスタミン』という炎症やかゆみを引き起こす物質ができやすくなります」(古谷さん)
とのこと。美容目的でお風呂に入るなら、1回15分を上限にして、お湯は40度程度がよいそうです。
●長風呂でお肌が乾燥!?お肌に大きな負担をかける“NG入浴法”
◆乾燥肌の対策4:美肌コスパのいい野菜の「神7」はコレ
最後は、食べ物による内側からのケアです。乾燥肌防止はもちろん、美肌に欠かせないビタミンを豊富に含んだ野菜をたっぷり摂って、身体の内側から綺麗になりましょう!
栄養学を専門的に学んだ料理研究家のスギアカツキさんによると、「野菜といえど、栄養バランスが同じとは限りません。例えば、なすとパプリカは同じナス科ですが、美容・健康を意識するなら、絶対にパプリカ」というように、美肌コスパに違いがあるそう。
そこで、「迷ったらこの野菜を買おう!」という「神7」をスギアカツキさんに教えてもらいました。
(1)ブロッコリー
2房(30g)食べるだけで一日のビタミンC量を満たしてくれます。「スルフォラファン」というファイトケミカルは優れた解毒作用や抗酸化作用が期待できます。
(2)パプリカ
緑のピーマンよりも食べやすく、ビタミンCが豊富。黄・オレンジ・赤の3色を混ぜて食べると、β-カロテンやビタミンE、ルテインなどの栄養素をバランスよく摂取できます。
(3)豆もやし
食物繊維、葉酸、カリウムなど、ダイエットやアンチエイジングのサポートとなる栄養素が豊富。普通の緑豆もやしよりも高栄養素。
(4)豆苗
1/2袋で成人女性が1食で摂るべきビタミンKを十分に、ビタミンA、葉酸、ビタミンCの7割以上を摂取することができます。ビタミンKは骨の形成を助けるビタミンで、更年期の女性に特に大切な栄養素。
(5)にんじん
β-カロテンやカリウム、食物繊維が豊富。炒め物からジュースまで用途が広い。
(6)ほうれん草
β-カロテンやビタミンCの他、鉄分が豊富。冷凍ほうれん草はコンビニでも購入できるため、手軽さも魅力。
(7)小松菜
カルシウムが豊富。ほうれん草に比べてアクがないため、クセがなく食べやすい。ジュース食材にも適している。
●「1日分の野菜」はサラダじゃ無理!? 野菜の“神7”とアイデア5つ
身体の内側から美肌を作り、保護して乾燥を防ぐ。内と外から保湿ケアをして、トラブルの原因となる乾燥からお肌を守りましょう。
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